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IPO2019年7月10日

新規上場紹介 ツクルバ 7月31日 マザーズ 中古住宅流通プラットフォーム運営

ツクルバ(2978)が7月31日、マザーズに新規上場する。

リノベーション・中古住宅流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営する「cowcamo事業」、ワークスペースのシェアリングサービスを行う「シェアードワークプレイス事業」を展開している。

「cowcamo事業」では、オンラインメディアを通じた物件情報流通サービス、自社エージェント(不動産仲介者)による仲介サービス、顧客ニーズや物件のデータを活用した売主・事業者向け支援サービスを行っている。

特徴は、リノベーション・中古マンションの購入体験の統合・刷新を図っていること。従来の店舗やチラシ、物件情報検索サイトを通じた画一的な物件情報流通に対して、ソーシャルメディアなどのチャネルに特化。独自に撮影した画像や取材記事を中心としたコンテンツ型メディアとしての物件情報流通モデルを確立している。また、住宅デザイン企画・メディア運営、エージェントサービスの一連のオペレーションの統合・最適化を図っている。顧客の嗜好性や住まい探しの状況を一元的に把握・管理することが可能な顧客管理システム、エージェントによる顧客への提案支援といった業務支援システムなど業務フローがシステム化されている。高い生産性を実現するとともに、非熟練者でもオぺレーションを遂行できることから事業拡大に柔軟に対応が可能。さらに、顧客ニーズや物件のデザイン、物件の取引データを蓄積しており、この独自データを活用している。「cowcamo事業」の収入源は、売手および買手から受け取る売買仲介手数料など。

「シェアードワークプレイス事業」はリノベーションしたオフィス空間にさまざまなサービスを組み合わせた「働く場」をサブスクリプション型(定額課金)のサービスとして提供している。スタートアップ、個人事業主、クリエイターなどを主な顧客としたコワーキングスペース「co-ba(コーバ)」、成長中のスタートアップ向けに企業の成長や変化に合わせて柔軟にオフィススペースをレンタルする「HEYSHA(ヘイシャ)」の2つのサービスを提供。ワークスペースの仲介・設計などの受託サービスも行っている。

概要

●事業内容=ITを活用したリノベーション・中古住宅流通プラットフォーム「cowcamo」を運営する「cowcamo(カウカモ)事業」および「働く場」をサブスクリプション型のサービスとして提供する「シェアードワークプレイス事業」
●本社=東京都目黒区上目黒1-1-5
●代表者=村上浩輝代表取締役社長
●設立=2011年8月
●上場前資本金=9,000万円
●発行済み株式数=933万1,700株(上場時)
●筆頭株主=村上浩輝(上場前23.43%)
●公募株式数=53万5,000株
●売出株式数=138万株(このほかオーバーアロットメントで28万7,200株)
●仮条件=7月12日に決定
●ブックビル期間=7月16日から22日まで
●引受証券=大和(主幹事)、みずほ、いちよし、SBI、マネックス、楽天

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2017.7 346 ▼91 3.62
2018.7 531 ▼486 ▼52.19
2019.7(予) 1,496 1 0.10
※単位100万円、1株利益は円。▼は赤字

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