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IPO2025年3月3日

新規上場紹介 ビジュアル・プロセッシング・ジャパン 3月25日 グロース 自社開発のDAMシステムを展開

ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)が3月25日、グロースに新規上場する。

DAM(デジタル・アセット・マネジメント=デジタル資産管理)を中核に、媒体・コンテンツの制作・管理・配信など企業の販促活動を支援するDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューション事業を展開。DAMは静止画、動画、音声、テキスト、3D、アニメーションなどのデジタル素材やコンテンツを一元管理するデジタル技術であり、企業の販促活動を支えるコンテンツ制作の生産性アップや商品・サービスのブランディングに欠かせない。

自社プロダクトの「CIERTO DAM」は膨大なデータを集約するだけでなく、個々のデータに様々な情報(著作権、使用期限、使用権限など)を付加できる。また、アプリケーションでファイルを開かなくても、Webブラウザ上でプレビュー確認しながら画像・動画の変換や共有が可能であり、コンテンツ制作者にとってはセキュリティを確保しつつ付加価値の高いサービスとなっている。

同じく自社プロダクトでは、DAMと連動して商品情報を管理するPIM(プロダクト・インフォメーション・マネジメント)機能を「CIERTO DAM」の拡張機能として提供する「CIERTO PIM」を展開。このほか、海外他社との販売代理店契約に基づく連携拡張サービスとして、媒体・コンテンツ制作のプロセスを管理、制作コストを削減するWM(ワークマネジメント)機能を搭載した「APROOVE WM」、出版コンテンツ制作の一元化そして多媒体への配信を支援するMCP(マルチチャネルパブリッシング)機能を搭載した「WoodWing Studio」なども提供している。

収益モデルはDAMとPIM、MCPはサブスクリプションおよびライセンス販売、WMはサブスクリプションとなっており、導入後の獲得収入(月額利用収入、月額ライセンス保守収入、保守サポート等収入)が売上高全体の約5割を占める。サービス別では主力の「CIERTO」ブランドが約8割(2023年12月期)を占めており、引き続き販売パートナーや連携ソリューションの拡充を進めていく方針。(SS)

概要

●事業内容=DAM(デジタル資産管理)を中核に、企業の事業活動における媒体(WEB、EC、SNS、カタログ、映像、出版)そしてコンテンツの制作・管理・配信を支援するDX事業
●本社=東京都渋谷区恵比寿4-20-7
●代表者=三村博明代表取締役社長
●設立=1994年1月
●上場前資本金=3,500万円
●発行済み株式数=165万5,000株(上場時)
●筆頭株主=シエルトコミュニケーションズ(上場前43.66%)
●公募株式数=25万5,000株
●売出株式数=16万8,000株(ほかにオーバーアロットメントで6万3,400株)
●仮条件=3月4日に決定
●ブックビル期間=3月6日から12日まで
●引受証券=岡三(主幹事)、SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、松井、マネックス、楽天、岩井コスモ

業績推移(単独)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2023.12 1,056 140 64.30 5.00
2024.12 1,208 184 87.37 13.11
2025.12(予) 1,356 223 81.54 15.74
※単位100万円、1株利益は円。24年12月期は実績・未監査

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