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IPO2024年3月6日

新規上場紹介 マテリアルグループ 3月29日 グロース マーケティングコミュニケーションを総合的に支援

マテリアルグループ(156A)が3月29日、グロースに新規上場する。

顧客のブランド成長を支援するマーケティングコミュニケーションの専門事業集団。コア事業は「PRコンサルティング事業」で、PRの各手法を用いてステークホルダーの認知度向上・認知の変容を戦略から実行まで支援する。プロジェクトごとにPRプロデューサーを中心としたチームを組成するBtoBサービスであり、主に中堅~大手企業が顧客となる。

準コア事業の「デジタルマーケティング事業」では、デジタル広告による集客から購買行動まで、インターネット上での購買導線・接客の最適化を支援する。コンサルティング・広告運用支援のほか、SaaS型のWeb接客ツール「フリップデスク」を提供する。

3つ目の「PRプラットフォーム事業」は育成事業に位置付けている。主に中小スタートアップ企業をターゲットとしており、企業とメディアがオンライン/オフライン上でつながるためのプラットフォーム「クラウドプレスルーム」をSaaS型で提供するほか、フリーランサーによる広報・PR業務の支援サービスをリテナー型(月単位契約)で提供する。

なお、PRコンサルティング事業はスポット契約がメインとなり、プロジェクトごとの成果物を納品した時点で収益認識を行っている。顧客へのサービス提供は代理店取引と直接取引がある。

デジタルマーケティング事業では、戦略設計および広告クリエイティブ制作業務については、役務の提供または制作物の納品が完了した時点で収益認識を行う。デジタル広告運用支援は毎月のデジタル広告配信・広告出稿額に一定の割合を乗じた金額を対価として受領する。

成長戦略は、①採用の加速によるサービス供給体制の強化②純コア事業であるデジタルマーケティング事業のコア事業への引き上げ③規律を持った戦略的なM&Aによるコア事業および準コア事業の規模・領域の拡大――の3つ。①については、特にPRコンサルティング事業とデジタルマーケティング事業におけるプロフェッショナル人材採用・育成を積極的に行うとともに、業務フローやプロジェクト管理体制の高度化に取り組むとしている。(SS)

概要

●事業内容=PR・デジタルを中心としたマーケティングコミュニケーション支援
●本社=東京都港区赤坂1-12-32
●代表者=青﨑曹代表取締役CEO
●設立=2014年8月
●上場前資本金=9,000万円
●発行済み株式数=987万7197株(上場時)
●筆頭株主=戦略PR投資事業有限責任組合(上場前61.95%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=483万7,100株(オーバーアロットメントで73万3,000株)
●仮条件=3月12日に決定
●ブックビル期間=3月13日から18日まで
●引受証券=野村(主幹事)、SMBC日興、みずほ、SBI、楽天、あかつき、岩井コスモ

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2022.8 4,177 397 24.12
2023.8 4,655 695 44.56
2024.8(予) 5,772 1,037 76.16 25.06
※単位100万円、1株利益・配当は円

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