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IPO2025年2月18日

新規上場紹介 メディックス 3月19日 スタンダード 運用型広告やサイト制作で顧客のマーケティング支援

メディックス(331A)が3月19日、スタンダードに新規上場する。

運用型のインターネット広告販売、マーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)・アクセス解析、ウェブサイトの制作・運用など、顧客のデジタルマーケティングを支援する事業を行っている。

徹底した顧客へのヒアリングをもとに、デジタルマーケティングに必要な提案、制作、出稿、運用、結果の解析までワンストップで提供する。売上高比率についてはBtoC(消費者向け)領域が54.4%、BtoB(法人向け)領域が23%、データマネジメント・その他が22.6%となっている。

運用型広告は検索連動型、ディスプレイ広告、フィード広告などがある検索連動型(リスティング)は、メディックスのアカウントプランナーが顧客にヒアリングを重ね、課題にあった広告を提案。個別にCPA(顧客獲得単価)を設定し、プロモーション全体で目標値を達成できるよう、計画、運用する。

ディプレイ広告はサイトやアプリの広告枠に表示されるアドネットワークを実施。日々更新されるデータをもとに、その時々に合った運用をスピーディーに細かく実施。消費者へのブランド訴求、自社サイトへの誘導、資料請求、商品購入といった効果が期待できる。フィード広告はノンプログラミングで顧客の商品データを加工して、配信先メディアのフォーマットに変換して、複数の広告メディアへ送信する。

このほか、マーケティングDXの「M-Data」はデータ取得、統合、可視化、分析、予測の各機能を提供し、企業の様々なデータを集約しKPI達成のためのマーケティング施策に活用してもらう。ウェブサイト制作では、緻密な情報設計とスマートなインターフェースを重視して構築する。

今後、安定成長が見込まれるネット広告市場で、得意とする運用型広告で盤石な安定収益基盤を構築。中長期での成長のための事業を開発していく。

2025年3月期の業績は売上高41億8,500万円(前期比0.1%増)、営業利益8億1,000万円(同1%増)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=クリエイティブ設計・制作、データ解析・分析、インターネット広告代理などのデジタルマーケティング支援事業
●本社=東京都千代田区神田神保町1-105
●代表者=田中正則代表取締役社長
●設立=1984年3月
●上場前資本金=7,580万円
●発行済み株式数=808万株(上場時)
●筆頭株主=小谷中茂樹(上場前39.88%)
●公募株式数=50万株
●売出株式数=180万株(ほかにオーバーアロットメントで34万5,000株)
●仮条件=2月27日に決定
●ブックビル期間=3月3日から7日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、楽天、マネックス、松井、東海東京

業績推移(単独)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2023.3 4,273 815 53.01 6(分割調整済)
2024.3 4,179 804 64.85 8
2025.3(予) 4,185 957 107.60 14
※単位100万円、1株利益・配当は円

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