ラバブルマーケティンググループ(9254)が12月21日、マザーズに新規上場する。
マーケティングのオペレーション部分に特化した企業。主力のSNSマーケティング事業では「運用の支援」「運用支援ツールの提供」「教育」を3本柱として、企業やブランドのSNSマーケティングの課題を解決するサービスを提供している。
このうち「SNSアカウント運用支援サービス」は、方針策定から投稿コンテンツ制作などの運用支援、分析・効果検証などSNSマーケティングのオペレーションをフルサポートしており、9月末時点で累計1,250社のアカウント支援実績がある。このほか「SaaS型SNS運用支援ツール」の合計契約件数は365件、SNSに潜むリスクに関する内容を体系化した検定講座の受講者数は3,700人に上る。
また、クラウドサービスを用いて顧客の経営課題に沿った戦略策定やプロセスの設計、運用サポートまでをワンストップで支援する「マーケティングオートメーション事業」を育成中。ハブスポットやセールスフォースのパートナーとして、導入コンサル、活用支援などを行い顧客やパートナー企業から報酬を得ている。
オペレーション領域における運用支援およびSaaS型クラウドツールの提供は、案件数の拡大とともに安定的に売り上げが積みあがっていくストック型のビジネスモデル。コロナ禍では一時的に売り上げが伸び悩んだものの、SNS利用時間や接触時間の増加により、新規受注金額は足元で増加傾向にある。(SS)
概要
●事業内容=SNSアカウント運用、SNS運用支援ツールの開発・提供などのソーシャルメディアマーケティング事業、マーケティングオートメーションツールなどの導入・サポート、教育
●本社=東京都港区東新橋1-5-2
●代表者=林雅之代表取締役社長
●設立=2014年7月
●上場前資本金=1億3,676万円
●発行済み株式数=139万6,275株(上場時)
●筆頭株主=合同会社みやびマネージメント(上場前36.17%)
●公募株式数=21万5,000株
●売出株式数=12万7,500株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が 5万1,300株)
●仮条件=12月2日に決定
●ブックビル期間=12月6日から10日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、SMBC日興、みずほ、岩井コスモ、エイチ・エス、極東、東海東京、東洋、松井、マネックス、アイザワ、岡三、丸三、むさし
業績推移(連結)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2020.3 | 1,212 | 139 | 70.19 | 0 |
2021.3 | 963 | ▼24 | ▼28.15 | 0 |
2022.3(予) | 1,139 | 105 | 53.45 | ― |
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字 |