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IPO2021年11月26日

新規上場紹介 リニューアブル・ジャパン 12月22日 マザーズ 再生可能エネルギー事業を展開

リニューアブル・ジャパン(9522)が12月22日、マザーズに新規上場する。

上場に伴う新株発行で調達する資金はすべて「再生可能エネルギー」に充当する予定。グローバルで広く認知されているグリーンボンド原則を参照して「グリーンIPO」の枠組みを策定、第三者による評価を取得している。

再生可能エネルギー発電所の開発・発電・管理運営を一気通貫で手掛けている。自社で発電所を開発・保有し発電事業による売電収入を得るとともに、同社や日本再生可能エネルギーインフラ投資が組成する私募ファンドに売却して売却収入を獲得、そして売却した発電所のアセットマネジメント(AM)業務やオペレーション&メンテナンス(O&M)を受託する“循環型再投資モデル”が特徴。

収益構造は、売電収入やAM・O&M業務など運営事業からのストック型収益と、発電所の開発、売却によるフロー型収益から構成される。安定的なストック型収益は徐々に増えつつあり、16年12月期にわずか4%程だった売上総利益に占めるストック比率は、20年12月期で40%まで拡大している。

今後は循環型再投資モデルの強化とストック型収益の拡大を図るとともに、電源の多様化にも取り組む。これまでは太陽光発電を中心として事業を展開していたが、電源多様化の一環として、21年2月に山形県の赤芝水力発電所を取得した。17年2月に取得した三重県の松坂飯南ウィンドファーム(開発中)の風力発電所の事業認定も取得しているほか、蓄電池の活用などについても検討を進めている。(SS)

概要

●事業内容=再生可能エネルギー発電所開発・運営事業
●本社=東京都港区虎ノ門1-2-8
●代表者=眞邉勝仁代表取締役社長
●設立=2012年1月
●上場前資本金=21億952万円
●発行済み株式数=2,841万2,000株(上場時)
●筆頭株主=H&Tコーポレーション(上場前37.87%)
●公募株式数=260万株
●売出株式数=197万1,000株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が68万5,600株)
●仮条件=12月6日に決定
●ブックビル期間=12月7日から13日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、SBI、みずほ、野村、三菱UFJモルガン・スタンレー、岡三

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.12 20,600 315 12.18
2020.12 22,276 731 19.20
2021.12(予) 15,394 906 19.58
※単位100万円、1株利益は円

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