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IPO2021年9月3日

新規上場紹介 リベロ 9月28日 マザーズ 部屋探しや引っ越しなど新生活を支援

リベロ(9245)が9月28日、マザーズに新規上場する。

転居などで新生活を迎える人を対象に部屋探し、引っ越し、新電力、インターネット回線といったライフラインを手配するほか、法人向けには社宅管理などをワンストップで提供するサービスを手掛けている。

新生活サービスプラットフォームは、「新生活ラクっとNAVI」「転勤ラクっとNAVI」「ヘヤワリ」「HAKOPLA(ハコプラ)」で構成されており、収益はサービス提供者である新生活関連事業者から受け取る成果報酬型の手数料となっている。

主力の「新生活ラクっとNAVI」は、転居を検討する個人がリベロのコールセンターを通じて、引っ越しの相見積もりをはじめ電力、ガスやインターネット回線などライフラインのサポートを受けるサービスだ。引っ越し専門のコンシェルジュが一度の電話で顧客の要望をヒアリングし、3~5社の引っ越し会社の見積もりを手配するほか、転居先のネット環境の調査や家具、家電のレンタルサービスも提供している。

2020年12月期売上高構成比は64.9%。21年6月末時点の利用数は269万7,000件、引っ越しサポート件数は55万1,000件となっている。

「転勤ラクっとNAVI」は法人向けクラウド転勤支援サービスで、企業の人事異動で転勤する社員がサービス利用者となる。転勤者は無料のクラウドサービスを利用することによって、部屋探しと引っ越しの相見積もりをはじめ、ライフラインのサポートを受ける。全国に3,000店舗以上の不動産会社のネットワークを誇り、部屋の希望をヒアリングした後に、企業の社宅規定に沿った物件を紹介する。前期売上高構成比は31.6%。21年6月末時点の導入法人数は2,379社だ。

このほか、クラウド賃貸契約サービスの「ヘヤワリ」、引っ越し業者同士のマッチングによってコスト削減や利益率アップを実現する、引っ越しプラットフォームサービスの「HAKOPLA(ハコプラ)」も展開している。

21年12月期業績は、売上高23億9,400万円(前期比12.1%増)、経常利益3億3,100万円(同4.1%増)を見込む。(NA)

概要

●事業内容=新生活プラットフォームの構築と提供による部屋探し、引越し、電気・ガスなどのライフラインの手配、クラウド賃貸契約サービス
●本社=東京都港区虎ノ門3-9-8 NTT虎ノ門ビル3F
●代表者=鹿島秀俊代表取締役社長
●設立=2009年5月
●上場前資本金=8,600万円
●発行済み株式数=525万8,000株(上場時)
●筆頭株主=鹿島秀俊(上場前46.66%)
●公募株式数=47万8,000株
●売出株式数=7万1,700株(オーバーアロットメントによる売出)
●仮条件=9月8日に決定
●ブックビル期間=9月9日から15日まで
●引受証券= SMBC日興(主幹事)、野村、SBI、いちよし、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、楽天、東海東京、あかつき

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.12 1,900 221 30.57 0
2020.12 2,136 318 47.39 0
2021.12(予) 2,394 331 45.02 0
※単位100万円、1株利益は円

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