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IPO2022年12月5日

新規上場紹介 BTM 12月27日 グロース DX推進で地方の格差解消

BTM(5247)が12月27日、グロースに新規上場する。

創業者の吉田悟会長、現社長兼任CEOの田口雅教氏はともに地方出身で、ITを活用して首都圏との格差を解決したい思いが事業の出発点。地方に拠点を展開してDX推進事業を営んでいる。

主力はDXに関する人的リソースを提供する「ITエンジニアリングサービス」で、売上高の8割を占める。そのほかITのコンサルティングや開発を手掛ける「DXソリューションサービス」がある。全国に支社2カ所やラボ8カ所を展開し、地元出身のエンジニアが在籍している。

「ITエンジニアリングサービス」は、顧客企業のシステム開発案件でエンジニアが不足している場合、最適な人材を提供する。顧客企業はベンチャーから大企業まで、案件内容も業務システムからコンシューマー向けアプリまで幅広い。

提供人材の9割が外部協力企業からで、情報のやり取りを日常的に行う「アカウント」は5,200件に上り、1,500社以上との取引実績がある。日々大量に送られるエンジニア情報と案件情報をマッチング。大量のエンジニアの調達可能な独自データベースが強みとなっている。

「DXソリューションサービス」についてはコンサルティングから開発、保守運用までワンストップで受注可能なことが特徴。自社エンジニアをメインとしている。

2023年3月期の業績は、売上高36億6,900万円(前期比20.6%増)、営業利益1億5,700万円(同2.2倍)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=地方人財を活用したDX推進など
●本社=東京都渋谷区渋谷2-12-19
●代表者=田口雅教代表取締役社長兼CEO
●設立=2011年8月
●上場前資本金=4,267万2,000円
●発行済み株式数=132万7,000株(上場時)
●筆頭株主=yoshida investment株式会社(上場前42.47%)
●公募株式数=14万5,000株
●売出株式数=15万6,400株(ほかにオーバーアロットメントで4万5,200株)
●仮条件=12月7日に決定
●ブックビル期間=12月9日から15日まで
●引受証券=岡三(主幹事)、SMBC日興、SBI、東海東京、東洋、岩井コスモ、極東、Jトラストグローバル、松井、マネックス、水戸、楽天

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2021.3 2,477 ▼83
2022.3 3,041 67 56.59
2023.3(予) 3,669 133 66.95
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字

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