global bridge HOLDINGS(6557)が12月23日、マザーズに上場する。
同社グループの基礎となるglobal bridgeは2007年に設立。以降、保育事業と介護事業を展開。
保育事業は2019年10月末現在、東京23区、千葉県、大阪市などで認可保育園(47施設)、定員19人以下の小規模保育施設(8施設)を運営。
認可保育園は国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事などが認可した施設。国および自治体が負担する施設型給付を受け施設運営を行う。一方、小規模保育施設は市町村の認可を受けた施設で、利用者からの保育料と自治体からの地域型保育給付を受け運営する。
介護事業では、19年10月末現在で放課後等デイサービス(10施設)、サービス付き高齢者向け住宅(1施設)、住宅型有料老人ホーム(1施設)、児童支援施設などその他(3施設)を手掛ける。放課後等デイサービスは障がいのある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通い、児童が安心して生活・学習できる福祉サービスを提供する施設。
また、設立以来培ってきた保育事業経験を生かし、保育施設の業務効率化に寄与するICT(情報通信技術)ソリューションサービスの「チャイルドケアシステム」を独自開発。全国の保育施設にサービス提供している。
上場に伴う公募増資で調達する資金は20年4月開設予定の大阪府の認可保育所(2施設)の設備投資に全額を充てる。なお、同社は17年10月にプロ投資家向け市場の「TOKYO PRO Market(TPM)」に上場。TPMから他市場への上場は、17年12月の歯愛メディカル(3540・JQ)に続き2社目。
概要
●事業内容=東京・千葉・神奈川・大阪を中心とした保育施設・介護施設の運営、ならびに付帯するICT事業など
●本社=東京都墨田区錦糸1-2-1
●代表者=貞松成代表取締役社長
●設立=2015年11月
●上場前資本金=1億782万5,000円
●発行済み株式数=244万3,300株(上場時)
●筆頭株主=アニヴェルセルHOLDINGS(上場前39.3%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=59万9,900株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が9万7,400株)
●仮条件=12月4日に決定
●ブックビル期間=12月6日から12日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、野村、ちばぎん、東海東京、楽天、マネックス、丸三
業績推移(連結)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2017.12 | 2,595 | 34 | ▲5.62 | ― |
2018.12 | 3,787 | ▲329 | ▲173.38 | ― |
2019.12(予) | 5,958 | 326 | 78.24 | ― |
※単位100万円、1株利益は円、▲は赤字 |