Globee(5575)が6月14日、グロースに新規上場する。
スマートフォンアプリやウェブでのAI英語教材「abceed」(エービーシード)の企画、開発、運営を実施。教育主要4分野と呼ばれる「学習ツール」「教材」「テスト」「スクール」をデジタル化し、融合させたAIを活用した英語学習プラットフォームを構築している。
具体的には単語学習、問題演習、英語を聞きながらの発音・書き取り、辞書などの30種類以上の学習機能を備えている。また、700タイトル以上の幅広いジャンルの学習教材、オンライン模試、厳選されたプロのコーチによる解説動画などのスクール機能も展開している。
また、単にオンライン化した従来のデジタル教材と違い、14億件以上の解答データをもとに、AIのレコメンドによる個別最適化で高い学習効率を実現しているのが強み。「ぎりぎり解けそうな問題」など最適なタイミングで学習できるようにしたパーソナライズ教材を作成する。英語に特化したことでユーザビリティを追求。簡単に解ける問題や不要な難問を除外し、学習効率は飛躍的に向上する。さらに、TOEIC公開テストでのリアルタイムスコア予測を実施。ユーザーの成長を可視化する。
法人向けの「abceed for school」やオンラインでプライベートコーチも提供する「ABCEED ENGLISH」もある。累計ユーザー数は300万人超、有料会員数は6万人超といずれも右肩上がりで増えている。
2023年5月期の業績は売上高9億4,300万円(前期比33%増)、営業利益2億4,000万円(同3.7倍)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=オンライン英語学習プラットフォームの開発・運営
●本社=東京都港区東麻布1-7-3
●代表者=幾嶋研三郎代表取締役社長
●設立=2014年6月
●上場前資本金=3,247万6,000円
●発行済み株式数=499万6,800株(上場時)
●筆頭株主=幾嶋研三郎 (上場前79.48%)
●公募株式数=11万800株
●売出株式数=71万7,500株(ほかにオーバーアロットメントで12万4,200株)
●仮条件=5月26日に決定
●ブックビル期間=5月30日から6月5日まで
●引受証券=大和(主幹事)、SBI、SMBC日興、松井、マネックス、楽天
業績推移(単体)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2021.5 | 411 | ▼24 | ― | ― |
2022.5 | 709 | 62 | 11.14 | ― |
2023.5(予) | 943 | 239 | 34.96 | ― |
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字 |