monoAI technology(5240)が12月20日、グロースに新規上場する。
「メタバースでエンタメと社会の未来を創造する」を掲げる。ゲーム開発などで培った通信技術とAI技術をコアとして、メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」を展開する。
「XR CLOUD」は誰でも、どこからでも大勢で同時接続できるバーチャル空間プラットフォーム。数万人規模の同時接続かつ仮想空間を構成する1エリアごとにも1,000人規模の同時接続が可能だ。
また、顧客ごとに異なる個別の細かなニーズに合わせた柔軟なカスタマイズ対応ができる高い拡張性も特徴。具体的にはアバター作成機能、EC(電子商取引)サイト連携といった機能の追加、拡張や、EC、会議など目的ごとの専用メタバース構築ができる。1つのプラットフォームで全てのニーズを満たすことは難しいため、様々なジャンルに特化したメタバースを提供する。スマートフォン、タブレット、パソコンなどで、アプリだけでなくブラウザにも高品質対応する。
サービスは「XR CLOUD」をOEM提供し、顧客が迅速、安価に独自のメタバースを構築できるほか、メタバース上で様々なイベントを展開する。また、子会社で通信ミドルウエアやAIを用いたソフトウエア品質保証サービスなどXR周辺サービスも実施している。
2022年12月期の業績は売上高14億1,600万円(前期比9.7%増)、営業損益6,300万円の黒字(前期は1億3,600万円の赤字)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の運営
●本社=兵庫県神戸市中央区三宮町1-8-1
●代表者=本城嘉太郎代表取締役社長
●設立=2013年1月
●上場前資本金=1億4,900万円
●発行済み株式数=992万3,220株(上場時)
●筆頭株主=本城嘉太郎(上場前38.62%)
●公募株式数=120万株
●売出株式数=25万6,600株(ほかにオーバーアロットメントで21万8,400株)
●仮条件=12月2日に決定
●ブックビル期間=12月5日から9日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、みずほ、SBI、岩井コスモ、岡三、楽天、マネックス、松井
業績推移(連結)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2020.12 | 1,127 | ▼479 | ― | ― |
2021.12 | 1,291 | ▼174 | ― | ― |
2022.12(予) | 1,416 | 51 | 6.90 | ― |
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字 |