YCPホールディングス(グローバル)リミテッド(9257)が12月21日、マザーズ(外国株)に新規上場する。
アジア市場で企業の成長や変革を支援するため、各分野のエキスパートがアドバイザリー・サービスを手掛けるマネジメントサービス事業と、スタートアップ企業などにリスクマネーを提供するプリンシパル投資事業を展開している。
マネジメントサービス事業には、戦略コンサルティング、M&Aアドバイザリー、デジタルソリューション、オペレーション改善、マーケティング支援、グローバルリサーチの6つの領域がある。成長市場を勝ち抜くための実践的な事業戦略支援をはじめ、市場調査やマーケティング、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略の策定といった分野をカバー。10年以上の経験を有する240人のプロフェッショナルが、世界17都市で経営支援を提供している。
プリンシパル投資事業は、マネジメントサービス事業で培った経営人材のプラットフォームを活用し、中小・新興企業に対して自己資金を投下するほか、事業立ち上げなどの創業支援にも取り組んでいる。これまでの投資活動によって、パーソナルケアとペットケアが重点領域となっており、将来的なビジネスシーズに対する投資も積極的だ。
2021年12月期業績は、売上高81億3,700万円(前期比21.5%増)、営業利益は8億6,500万円(同7.4%減)を見込む。(NA)
概要
●事業内容=マネジメントサービス事業(各種コンサルティング及び調査等)並びにプリンシパル投資事業(パーソナルケア領域、ペットケア領域、戦略投資領域)
●本社=シンガポール共和国 フレイザー・ストリート3、デュオ・タワー #05-21
●代表者=石田裕樹取締役兼グループCEO
●設立=2011年8月
●上場前資本金=8億1,100万円
●発行済み株式数=1,962万6,676株(上場時)
●筆頭株主=石田裕樹(上場前50.12%)
●公募株式数=392万5,400株
●売り出し=オーバーアロットメントで58万8,800株
●仮条件=12月2日に決定
●ブックビル期間=12月3日から8日まで
●引受証券=野村(主幹事)、みずほ、SMBC日興、SBI、マネックス、松井、岡三
業績推移(連結)
売上収益 | 営業利益 | 1株利益 | 配当 | |
2019.12 | 5,752 | 171 | ▼8.23 | ― |
2020.12 | 6,697 | 934 | 44.22 | ― |
2021.12(予) | 8,137 | 865 | 39.13 | ― |
※単位100万円、1株利益は円、▼は赤字 |