まいど!「相場の福の神」こと藤本誠之です。年間300社を超える上場企業のトップにインタビューを行っていますが、本連載では、その中から厳選した「真の成長企業」をご紹介していきます。

静岡県三島市に本社がある、インターネットユーザーの位置を特定するという技術を持つオンリーワン企業です。

IPアドレスは、スマホやPCなど、ネットワーク上の機器に割り当てられるインターネット上の住所のような存在です。インターネットでページを閲覧したり、メールの送受信を行うには、データの送信元や送信先を識別しなくてはいけませんが、この識別に使われる番号がIPアドレスなのです。このIPアドレスに、位置情報、組織属性、回線情報、気象情報など100種類以上のデータを組み合わせたデータベースを、日本で唯一保持しているのが、Geolocation Technologyです。日々更新されるために、専門調査員(ネットトレーサー)が調査を行い、より正確なデータをデータベースに反映。これを毎日繰り返すことでIPアドレスデータベースの精度を保っています。このデータベース「SURFPOINT」をウェブサイトやアプリケーション上で利用できるサービスを提供しています。

「SURFPOINT」をウェブサイトやアプリケーション上で利用できるサービスが「どこどこJP」で、マーケティングからセキュリティまで幅広く、利用者の地域を認識するエリアターゲティングの技術や、ウェブアクセス解析、金融や証券分野でのオンライン取引時における不正アクセス対策、デジタル配信される映像や音楽などの著作権管理に役立てられています。

「らくらくログ解析」では、ウェブサイトを訪問した企業のリスト化が可能です。BtoB企業などについては、WEBページは見たけど、資料請求に至らなかった閲覧企業をリスト化することによって、見込み客リストを作ることができます。

警察庁のサイバー捜査技術専科委託教養を落札・契約するなど、「SURFPOINT」を活用すれば、様々なオンライン不正検知ができます。金融機関や捜査機関などで活用されています。

(福の神ポイント)　Geolocation Technologyは、43億のIPv4アドレスをカバー、1つのIPアドレスに対し、「位置情報」「企業情報」「環境情報」「その他外部情報」など、専門調査員により日次更新されるデータベースを日本で唯一もつオンリーワン企業です。

このデータベースを使えば、マーケティング、不正検知など、様々な利用ができ、地方創生にもつながります。

ありとあらゆる地域社会の活性化に貢献することができる技術で、今後大きな成長が期待できます。

※記事の一部を訂正いたしました。サービス名「どこでもJP」と記載しておりましたが、正しくは「どこどこJP」でした。