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コラム2022年1月24日

相場の福の神 真の成長企業はコレだ! (第64回) No.1(3562・JQ)

絶好の押し目買いチャンス

まいど!「相場の福の神」こと藤本誠之です。年間300社を超える上場企業のトップにインタビューを行っていますが、本連載では、その中から厳選した「真の成長企業」をご紹介していきます。

「困った」を解決

東京都千代田区内幸町に本社がある企業を取り巻く、中小企業の「困った」を解決する企業です。

中小企業に特化

従業員数10名以下の中小企業の社長の「困った」を解決する手法を数多く持ち、現在は1万5,000社を超える顧客企業を持ち、月額課金のサブスクモデルで、ストック型の収益構造を保有している会社です。コピー機などのOA機器の販売から始まり、最近では、ネットワークセキュリティに関する製品・サービスに注力しています。全国にはまだ、数多くの従業員10人未満の中小企業があり、新規開拓の余地は十分にあります。

アレクソン社を子会社化

昨年、競合会社で統合脅威管理(Unified Threat Management、UTM) の製造販売メーカーのアレクソン社をM&Aで完全子会社化しました。アレクソン社は、弁当箱サイズのUTMを製造販売しています。中小企業だと、このUTMを導入さえすれば、ウイルスソフトなどの単品の組み合わせではなく、これだけで企業としてのネットワークセキュリティ対策が万全になるのです。アレクソン社の子会社化で、さらに競争力・収益力が格段にアップしています。既存顧客にアレクソン社のUMTを拡販することが可能となり、自社開発製品なので、利益率が大幅にアップするからです。また、直接の顧客の要望を吸い上げることができ、新規の製品開発につなげることができるからです。

業績好調

業績は絶好調、今期は売上高、営業利益、当期純利益はいずれも過去最高の業績を予想しており、4期連続の増収増益を見込んでいます。

(福の神ポイント) 直近の1月14日の第3四半期の決算発表では、増収増益ながら通期計画への進捗率の悪さなどから、ストップ安と株価が大幅下落しています。全般相場の下げもあり、年初来安値圏での推移となっていますが、通期の見通しに変更はなく、ここは絶好の押し目買いのチャンスと言えそうです。

藤本誠之(ふじもとのぶゆき)=ラジオNIKKEIなど各種メディアでおなじみの証券アナリスト。財産ネット企業調査部長。阪神タイガースファン。オールアバウト株式ガイド。

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