マスク着用が日常となって早1年。ガーゼや不織布だけでなく、シルクやウレタンなどの素材が使われたり、以前はほぼ白色一択だったのが嘘のように豊富な色、柄が用いられたりと、この1年で様々なマスクが登場しました。
そんな中、購入を検討したものの入手できなかったのが昨年12月にコスメブランドKATEが限定販売した『小顔シルエットマスク』。ちなみにKATEは花王(4452)の完全子会社であるカネボウ化粧品が手掛けるブランドです。発売開始早々SNS(交流サイト)を中心に「装着するだけで小顔になる」と話題となり、約1週間で完売。2枚入り990円の商品は現在ネット上で倍以上の価格で販売されています。
メイク発想から生まれたマスクは、立体形状と、輪郭に添って入ったシェーディングのような斜めのラインが顔のシルエットをすっきり見せてくれ、スキンカラーコントロール発想から生まれたピンクやラベンダーなどの4色は肌映えをかなえてくれるとのこと。KATEのサイトには、各マスクに合わせたメイクも紹介されており、まさにうたう通り「MASKもMAKE」となっていました。
意外にも男友達が黒色のシルエットマスクを入手しており、男性だって小顔になりたい、久しぶりに会った同僚に顔がシュッとしたと言われてうれしかった、と話しているのを聞き、これからのマスクに求められるものは機能性+αとなってくるのかもしれないと感じました。
昨年12月のKATEサイトへの誘因数、ウェブ検索数はともに前年同月比250%を記録と、ブランド再評価の一翼を担った『小顔シルエットマスク』。カネボウ化粧品は今春には更に進化したマスクを発売予定と発表。コロナ禍でメイク用品の需要が落ち込む中において、次マスクはどれほどブランド価値向上へ貢献するのか注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。