次々と生まれては消えていく菓子類。私は楽屋に置かれたお菓子のラインナップでその時々の流行をつかんでいます。最近はコストコで購入できるお菓子や、ハングル文字の書かれた韓国のお菓子などを見かけるようになったのですが、どの現場にも必ずと言っていいほど置かれているのが「カントリーマアムチョコまみれ」(不二家、2211)。ロングセラー商品カントリーマアムの派生商品で、お馴染みのチョコチップクッキーをさらにミルクチョコレートでコーティングしたその名の通りチョコにまみれたカントリーマアムで、2019年11月の発売以来若い人を中心に人気を集めている商品。

これまでの正統派とあまりに乖離した、なぞのキャラクター「まみれさん」を中央に施した遊び心あふれるデザインパッケージに衝撃をおぼえつつ、口に運ぶとチョコレートのあまりの濃厚さにうっとり。いつもお菓子を用意してくれるADさんいわく、最近出演者が収録後持ち帰る菓子No.1が、「カントリーマアムチョコまみれ」で、個別包装なので老若男女問わず持って帰ってもらえているようだ、と教えてくれました。

21年の「チョコまみれ」シリーズ全体の売上金額は40億円に達すると見込まれ、全体では年間200億円を超えると予測されている人気商品のカントリーマアム。寒くなりチョコレートの需要が増加するこれから、ピークとなるバレンタインに向けてどのようなプロモーション、商品開発を行っていくのか、まだまだ伸びそうな「チョコまみれ」の売り上げ推移とともに注目しています。