“5年で登録者3万人”目標に向け好発進
百貨店業界初となる、大丸松坂屋百貨店(J.フロント リテイリング、3086)のブランド服サブスクリプションサービス「AnotherADdress」が今月でオープン1周年を迎えました。月額1万1,800円で「Maison Margiela」「Marni」など人気の113ブランドから毎月好きな服を3着まで1カ月間レンタルできるというサービスで、想定の約6.7倍の会員登録があり、3カ月でレンタル権の付与を一時休止せざるを得ないほど、開始以来高い人気を集めています。
衣類のサブスクは若年層向けというイメージがあったのですが、AnotherADdressは40歳代の利用者が多く、その魅力を聞くと、何といっても20万円前後のデザイナーズブランドから、アウトドアブランドまで、TPOに合わせた様々なブランド服がレンタルできるということ。さらに、身長や体重など簡単な質問に答えるだけで着用感をシルエットで表示してくれたり、実際に衣装を着用した写真とともに「160センチメートル/細身FREEサイズ着用」などの情報が掲載されたりと、サイズ選びの失敗が起こりにくいこと。それでいて、月額料金には往復送料やクリーニング料金も含まれており、コストパフォーマンス的にも抜群と教えてくれました。
リモート会議のために顔映りの良いトップスをメインでレンタルしている友人は、レンタルだからこそ普段買わないような色柄に挑戦していたら、周囲の評判が驚くほど良かったのでそのまま買い取ったと喜んでいました。
コンビニ返却が可能だったり、レンタル回数に応じた割引価格にてそのまま購入できたりと、柔軟なサービス展開を見せるAnotherADdress。百貨店ならではのブランド力を活かし、目標とする5年目で登録者3万人、年間で売上高55億~60億円を達成することはできるのか、今後に注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。