処方せん薬を薬局以外でも受け取れるようになりました。ファミリーマート(伊藤忠商事、8001・P)は処方せん薬宅配サービス「とどくすり」と協働し、5月26日より処方せん薬を送料・手数料無料で、最短翌日に店舗で受け取れるサービス「ファミマシー」を、東京都内約2,400店舗で開始しました。

利用方法は、とどくすりへの会員登録をし、医療機関で「とどくすり利用希望」の旨を伝え、受け取りファミマ店舗を選択、電話で薬剤師から処方せん薬の説明を受け、薬の到着通知を確認後、レジで認証用バーコードを提示し受け取るだけ。スマートフォン1つで原則24時間いつでも待ち時間なしで処方せん薬を受け取れるとなると、日中自由に動けない身としては大変ありがたいサービス。

街の調剤薬局は、近隣複数の病院から患者が集まることが多く、待つのが当然と思っていましたが、今後急ぎでない処方薬の際には生活導線上のファミマシーを利用しようと考えています。実際周囲の反響として、働く人はもちろん、小さい子供のいる人や、病名が周囲に漏れたくない人などからも好意的な意見が挙がっていました。

昨年7月より、店舗での受取BOXを活用した「ファミマシー」を東京都と神奈川県の一部店舗で実施していたファミリーマート。ライフスタイルが多様化する中で、本格導入された「ファミマシー」は来店客獲得のきっかけとなるのか、今後のサービス内容の拡充、他都市部への展開の動きとともに注目しています。