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コラム2022年8月12日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.430 大ヒット!「ONE PIECE」新作映画

国内興収100億円へ好発進

4日に103巻が発売され、コミックス全世界累計発行部数が5億部を突破した国民的漫画「ONE PIECE」。初版発行部数は47巻連続で300万部を超え、最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズとしてギネス世界記録を更新。1997年7月、少年ジャンプに連載が開始されてから25年、いよいよ物語は最終章に突入し、より盛り上がりを見せています。連載当初17歳だった私も42歳となり、本棚に並ぶ103巻を見つめ電子書籍に移行するべきだったか…と逡巡(しゅんじゅん)しつつも、ここまで来たら最後まで紙で行こうと決意を固めました。逆に未読だった友人は、先月末まで漫画アプリで行われていた無料公開で92巻まで読み進め、残り11巻なら購入できると、最新103巻まで追いついてきました。

99年に開始されたアニメは1,000話を突破。東映アニメーション(4816・S)製作のアニメ作品としては最長のロングラン作品となっています。劇場版第15作目、原作者・尾田栄一郎氏が総合プロデューサーを務める「ONE PIECE FILM RED」は土日2日間で動員158万人に迫り、興行収入22億5,400万円を突破するという今年最高の週末成績をあげ、初登場1位を記録。配給元の東映(9605・P)にとっても、動員・興収共に歴代1位のオープニング週末成績を樹立。シリーズ最高興収100億円越えに期待が集まっています。

東映、東映アニメーション、フジ・メディア・HD(4676・P)だけでなく、くら寿司(2695・P)極楽湯HD(2340・S)ミクシィ(2121・P)サイバーエージェント(4751・P)など様々なコラボ関連株が並ぶ中、日本漫画界が誇る唯一無二のモンスターコンテンツ「ONE PIECE」の恩恵をしっかりと売り上げに反映させるのはどの企業なのか、物語の行方とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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