生成AI時代の人材育成プログラム
先日、ついに画像生成AIを使って生み出されたAIグラビアアイドルが、週刊プレイボーイの誌面を飾りました。想像より早い登場とその完成度の高さに驚愕(きょうがく)。AIグラビアアイドルなら、スケジュールや撮影場所、労働時間も関係なく、権利も発生しない、それでいて報酬もかからず、好きなように加工できる、これは今後目にする機会が増えそうだと感じると同時に、私の職域であるナレーションも近い将来AIがライバルになる可能性が特大だと気を引き締めました。
芸能の世界だけにとどまらず、5月31日にはKaizen Platform(4170・G)からAIツールの活用スキルを持つエンジニアを提供する新サービス「KAIZEN AI-READY TEAM」がリリース。急激な進化を遂げるAIツール「ChatGPT」や「GitHub Copilot」などを活用できるAI-ReadyなITエンジニアを企業に提供することで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることに貢献するとのこと。登録したITエンジニアはニーズが高まるAIスキルを、無料トレーニングで身に付けることで自身の市場価値を高め、Kaizen Platformが支援する大企業のDXプロジェクトの案件紹介など、個人の活躍の場を広げることが可能と、まさにWin-Winとなるサービス。
実際に私がChatGPTを利用して感じたのは、日常使いならまだしも、ビジネス利用においてChatGPTの持つ能力を最大限に発揮させるには使う側の能力も必要とされるということ。そのノウハウを無料でトレーニングできるとなると、エンジニアでなくとも興味津々です。
驚くべきスピードで市場を席巻する生成AI。メドレー(4480・P)やレアジョブ(6096・P)、NTTアドバンステクノロジなどからも続々と関連サービスが公開される中で、生成AIの持つ可能性を最大限に活用するサービスを生み出すのはどの企業なのか、KAIZEN AI-READY TEAMの今後の動きとともに注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。