ローソンは来店回数増の効果も
日本人1人当たりのコーヒー平均消費量が1日約1杯といわれる昨今、私も気付けば2~3杯摂取しています。特にコンビニコーヒーが根付いてからは、手軽に美味しいコーヒーが飲めるようになり、外出先のちょっとした時間に手にすることが増えました。そんなコンビニコーヒーに「サブスクリプション」という新たなブームが到来しつつあります。
ローソン(2651・P)が今年4~7月に愛知県内の約620店舗にて、対象コーヒー(110円)を1日1杯1カ月分1,500円で購入できるサブスクリプションサービス「MACHI cafe Prime」の実証実験を開始。実質半額で飲めると反響を集め、差額を支払えばカフェラテなど他商品も購入できるフレキシブルさも受け、SNS(交流サイト)上では「一刻も早く全国サービスを開始して欲しい」との声が溢れていました。実際、サービス利用者1カ月当たりの来店回数が想定以上の約3.6回増えたとのことで、今後の本格展開に期待が持てる結果となりました。
続いて、セブン―イレブンが10月~先月末まで徳島県、東京都渋谷区など一部店舗にて対象コーヒー(110円)1日1杯30日間分2,000円で購入できる「セブンカフェサブスク」のテスト販売を実施。こちらも「毎日飲むと1,300円お得」「物価高の中ありがたい」と好評を集めています。発売から10年を経て、年間7億4,000万杯、累計80億杯を販売するまでに拡大したセブンカフェの動向にも注目が集まっています。
粗利益率が高いとされるコンビニコーヒー。サブスクの本格導入は、売り上げはもちろん、来店動機や公式アプリ加入促進などにも寄与するのか、今後の各チェーンの動向に注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。