2025年度黒字化へ施策着々
先日、ついに齢(よわい)70の両親がキャッシュレス決済アプリ「PayPay」(LINEヤフー、4689・P)をダウンロードしました。きっかけは自治体とPayPayによるポイント還元キャンペーンを知ったこと。前回、同様のキャンペーンが行われた際には、難しそうと敬遠したものの、周りに利用者が増えたことと、続く物価高から年末年始の出費に備え意を決し、レクチャーを頼まれました。
早速スマホを握りしめ、対象店舗へ赴いた両親は、同じくPayPay初心者と思われる同年代の人たちが、店員さんに確認しながらキャッシュレス決済しているのを見た、と興奮気味に教えてくれ、翌月に還元される予定のPayPayポイントを見て顔をほころばせていました。味をしめた母は、この機会に調子の悪い卓上コンロを買い替えると、間髪入れずに対象となる家電量販店をチェックしていました。
高齢者のユーザー獲得は最難関と思っていましたが、サービス開始から5年をかけての認知度の上昇や、お得というイメージの植え付け、自治体との協力など、様々な施策の実行による、わが両親の大いなる第一歩を目の当たりにし、今後のさらなるユーザー拡大の可能性を感じました。
PayPayユーザー数は今月の時点で6,100万人を突破、昨年度のPayPay、PayPayカードによる連結決済取扱高は10.2兆円(前年度比34%増)と強さを見せる金融事業。競合による追い上げをかわし、これまでに構築してきた独自の経済圏を超える、さらなる展開を見せ、目指す2025年度までの黒字化を実現させるのか、ささやかれるPayPayの上場時期と併せて注目しています。
23年も拙い記事を読んでいただきありがとうございました。24年も何卒よろしくお願いいたします。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。