先日エレベーターに入りきれないほどの外国人が一斉に乗り込み、同じフロアで降りていくという現象に出くわしました。のぞくと、壁一面カラフルなちょうちんに彩られた「くら寿司(2695・P)」だと判明。目をしばたたかせていると、同乗していたスタッフが、ここはグローバル旗艦店で特に外国人が多いのだと教えてくれました。聞くと彼はくら寿司フリークだそうで、最近は「ビッくらポン!プラス」目当てに家族で足しげくくら寿司に通っているとのこと。

食べ終えた皿5枚を「皿回収ポケット」に入れ「あたり」が出たら景品がもらえるというサービス「ビッくらポン!」。これまでに名探偵コナン、ONE PIECE、ちいかわなどの人気キャラクターと景品コラボし、来店動機がビッくらポン!という顧客もいるほど人気を集めています。そこに昨年、対象皿の価格が10円プラスになる代わりに、3回に1回必ず景品が当たる仕様となる「ビッくらポン!プラス」が登場。

1皿+10円で、推しキャラとの限定コラボ景品入手の確率が上がるのであれば安いもの、と彼も家族総出で毎回挑戦していると語ってくれました。ちなみに次回のコラボは「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」と聞き、元バレーボール部かつハイキュー愛読者の私は同行を約束しました。

安心・美味しい・安いに加え、記憶に残る楽しさ(エンターテインメント)の追求も掲げるくら寿司らしいエンターテインメント・コンテンツへと成長し、差別化を成功させた「ビッくらポン!」。物価高騰による外食頻度が減少する中で、今後どのような展開を見せるのか注目しています。