冬の過酷な乾燥で蓄積されたダメージや、花粉、PM2.5などにより、今の時期は普段使用していた基礎化粧品が合わなくなるなど、肌が揺らいでいます。ゆらぎ肌の時には、敏感肌用といった優しい処方の基礎化粧品に替えるのですが、今回はずっと気になっていた無印良品(良品計画、7453・P)の「発酵導入美容液」に狙いを定めました。

発酵導入美容液は、水不使用で配合成分の65%以上が7種のビタミン、8種のミネラルを含んだ米ぬか発酵液。天然由来成分100%にこだわり、無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリー・フェノキシエタノールフリーと、肌にとことんやさしい処方。実際にテスターを使用すると、肌がふわふわ、もちっと柔らかくなり、この後の化粧水の吸収に期待しか持てない使用感。それでいて50ミリリットル1,990円という価格設定に、長らく入手困難アイテムとなっていることも大きくうなずけました。

無印良品のスキンケアアイテムユーザーは40歳代女性が多いとのことですが、むしろブランド的にも使用感的にも男性こそ使いやすいのではないかと、今後の訴求いかんでは男性ユーザー数の大幅増加に期待できるのではないかと感じました。

昨年末からコスメブランドも軒並み値上げラッシュが続き、10%前後の値上がりを見せるブランドも少なくない中で、昨年全面刷新した無印良品のスキンケアアイテムは、低価格・高機能を武器にシェア拡大を図れるのか、今後のラインナップとともに注目しています。