遅ればせながら、バーやカクテルの魅力に取りつかれた私が先日出逢った夢の場所、それが表参道駅前に期間限定でオープンしたニッカウヰスキー(アサヒGHD、2502・P)のオフィシャルバー「THE NIKKA WHISKY TOKYO」です。

ベーシックなカクテルを気軽に味わえる「The Lounge -MEET-」とイノベーティブなカクテルが楽しめる「The Bar -EXPLORE-」の2カ所のバーエリアに、物販エリア「The Shop -ENRICH-」が併設。足を踏み入れるとグレーを基調とした静かで落ち着いた、それでいて気取らない空間が広がり、その非日常感に気付けば暑さも都会の喧騒も忘れ去っていました。

特筆すべきはカウンターを中心としたThe Bar -EXPLORE-。The World’s 50 best barsなどに名を連ねる世界的に有名な国内のトップバー13店とコラボレーションしたオリジナルカクテルがラインアップ。その顔触れに今回のフラッグシップに対する本気度と、バーカルチャーに対する尊敬を強く感じ、即重ためのニッカファンになりました。珠玉のカクテルが一堂に会しているメニューに震えながら、ウニや焼きのりが入ったモスコーミュールなど先鋭的なカクテルを気付けば4杯、おいしく喫了していました。

バーやカクテルになじみのない人から、ウイスキー、カクテル好きまで楽しめ、基本予約制で英語を話せるバーテンダーもいるため、バーホッピングやジャパニーズウイスキーを楽しみに来た外国人観光客にも人気スポットとなりそうです。

創業90周年を迎え新たなコンセプト「生きるを愉しむウイスキー」を策定したニッカウヰスキー。ウイスキー愛飲者の9割がロックか水割り、ハイボールで楽しむ国内において、THE NIKKA WHISKY TOKYOを通してウイスキーの多様な楽しみ方を提案し、新たなファンを増やすことはできるのか、掲げるグローバルトップ10(プレミアムウイスキー以上のカテゴリー)入りとともに注目しています。