定期的に起こるスイーツブーム。記憶に新しいところだと、バスクチーズケーキや、マリトッツォ、カヌレなどが流行し、各メーカーから発売されました。ここ1年ほど大きなヒットがなかったのですが、最近SNS(交流サイト)などでよく目にし、次の流行スイーツとなるのではないかと目をつけているスイーツが「greek yogurt(グリークヨーグルト)」です。

かつてギリシャヨーグルトと呼ばれ人気を博した、「水切り製法」を用いて水分や乳清(ホエー)を取り除いた、酸味が少なく濃厚でクリーミーなヨーグルト。欧米では古くからカフェメニューとして市民権を得ており、その後お隣韓国でグリークヨーグルトとして爆発的な人気となり、ついに日本へ上陸。専門店も立て続けにオープンし、六本木に3月にオープンした腸活グリークヨーグルト専門店 「cafe milkygreek」では生産が追いつかないほど連日賑わっているとのこと。

2011年に発売を開始し、ギリシャヨーグルト市場を牽引してきた森永乳業(2264・P)の「ギリシャヨーグルト パルテノ」シリーズのプレーンタイプは、今年4月の販売実績が前年同月比で2ケタを超えるなど、市販品の人気も高まっています。さっぱりと食べられるうえに、フルーツやハチミツ、ナッツなど好みのトッピングを手軽に楽しめ、それでいて高たんぱく質でヘルシーなので、私も連日の暑さによる食欲不振時の朝食用に冷蔵庫にストックしています。

greek yogurtはローソンで累計販売1,700万個を突破した濃密カヌレや、山崎製パンでシリーズ約2,900万個出荷したマリトッツォなどに続くブームとなるのか。ギリシャヨーグルト パルテノの今後の売り上げ推移とともに他メーカーの消品開発に注目しています。