サンリオ(8136・P)が年初来高値を更新しています(9/19時点)。主力キャラクターのハローキティが今年50周年を迎え、今月だけでもマクドナルド、イオン、ユニクロなど様々な企業とコラボし話題となっています。

また、8月の訪日外客数が、前年同月比36.0%増の293万3,000人と7カ月連続で同月過去最高を記録したと発表(日本政府観光局)され、インバウンド需要も拡大。先日銀座で見かけた外国人は、ハローキティとマイメロディと思われるぬいぐるみでパンパンに膨らんだ袋を両手に持って移動していました。

最近では、幼少期に夢中になったキャラクターを目にする機会が増え、オンラインショップでマロンクリームを目にした際にはその懐かしさに心震え、プリントランチバッグを思わず購入していました。平成時小学生だった妹のお気に入りのキャラクターはポムポムプリン、令和の小学生の姪っ子はクロミと、昭和から令和にかけてサンリオは子供たちの心を掴み続けています。

その魅力は海を超え、アメリカではオンラインゲームプラットフォームRobloxで開店中の「マイ・ハローキティ・カフェ」の人気を受けてさらに認知度が向上、中国では最大のEC (電子商取引)「Tモール」トップページでのサンリオ商品掲載などを受け、クロミを中心にサンリオキャラクターの人気が高まり、ライセンス需要拡大から、米州と中国のロイヤリティ売上高予想を増額し、業績予想を上方修正しています。

来年には、マイメロディが50周年、今年のサンリオキャラクター大賞で3位になった自称マイメロディのライバル“クロミ”が20周年を迎えるサンリオ。今後の周年展開とともにブーム後の事業戦略に注目しています。