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コラム2024年9月27日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.527 進化を続ける「JOYSOUND」

カラオケの新たな体験価値を提供

先日友人に連れられて約5年ぶりにカラオケボックスへ行きました。受け付け開口一番、業務用通信カラオケ「JOYSOUND」(※)のマシンを希望した友人。入室とともに入れたのが「サビカラ」対応の1曲でした。サビカラとは盛り上がりが最高潮に達する「サビ」だけを全力で歌える新感覚カラオケ。5年前には存在しなかったそのシステムの秀逸さに感動を覚えました。

歌いたいけど、初めて歌うのでサビしか自信がない。次曲が決まらず生じる気まずい静寂。メンバーの年齢がバラバラでサビしか知らなそう。多くの曲を歌いたい。退出まで残り10分。などなど、これまでカラオケで地味に気をもんでいた事象が全てサビカラで解決。実際1曲35秒ほどのサビだけを歌ってみると、普段音痴で気後れする私でも、楽しく全力熱唱でき、かなりストレス発散になりました。その爽快感に、次回から私もJOYSOUNDを希望しようと心に決めました。

友人いわく、最近TikTokなどSNS(交流サイト)発信でヒット曲が誕生することも多く、若い世代を中心にそもそもサビしか知らないという人も多いとのこと。逆に99歳になる祖母は歌うことが好きだが、1曲歌いきるのは体力的にも厳しかったので、このサービスは朗報。現在サビカラの対応曲は500以上で、新曲に加え昭和の懐かしの曲もあり、老若問わず楽しむことができます。

以前からある「サビだけメドレー」や「早送り」ボタンなどから、さらに一歩踏み込み新しいカラオケのスタイルを定着させつつある「サビカラ」。今後さらなる認知度の拡大を図り、コロナ禍を経て離れたユーザー含む新規ユーザーを呼び込むことはできるのか、注目しています。

※ブラザー工業(6448・P)子会社のエクシング(名古屋市)が企画・開発

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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