サンウェルズ(9229・P)がストップ安(500円安の2,416円)。

共同通信が2日、同社の複数のパーキンソン病専門有料老人ホーム「PDハウス」で、併設の訪問看護ステーションが不正に診療報酬を請求していたとみられる、との記事を配信したことが嫌気された。

サンウェルズは3日朝、「そのような事実は一切ない」と否定するとともに、「当社の信用を毀損していることから、訴訟を含めて法的措置を検討している」とのリリースを発表したが、投資家の不安感払拭には至らなかったもよう。

同社は7月にグロースからプライムへ市場区分を変更。今3月期第1四半期(4～6月)決算は43.5%増収、53.8%営業増益で、通期では34.9%増収、37.8%営業増益を見込み、ともに過去最高を計画している。

主力のPDハウスが新規施設開設が進むなど好調で、施設での訪問看護体制は強みの1つ。さらに、6月には在宅療養者向けの訪問看護事業も開始した。同社は厚生労働省の地方厚生局など関係各所からの調査を依頼することを検討しており、結果が注目される。(HS)