TOP  NSJアップデート  IPO  新規上場紹介 インティメート・マージャー 10月24日、マザーズ データ使いマーケティング支援
IPO2019年9月26日

新規上場紹介 インティメート・マージャー 10月24日、マザーズ データ使いマーケティング支援

インティメート・マージャー(7072)が10月24日、マザーズに新規上場する。

同社独自のデータマネジメントプラットフォーム「IM-DMP」を用いて、データの活用によりクライアント企業(広告主)のオンライン、オフライン双方のマーケティングを支援している。

「IM-DMP」は、インターネット利用者(ユーザー)の属性データベースとして、パソコン、スマートフォン、タブレットなど利用されるWebブラウザから得られる情報で構成されている。一つのWebブラウザに一つのIDを割り当て、Webブラウザを最小構成単位としてインターネット利用者に関するデータベースを構築。IDにはデモグラフィックデータ(性別、年齢、職業など)、ジオグラフィックデータ(居住地域など)、サイコグラフィックデータ(趣味、嗜好、興味、関心事項など)といった属性情報を集積することで、各ユーザーの特徴(実相)をより鮮明なものにしている。こうした多様な属性情報を集積したIDを分析・分類し、定期的に更新することで、IM-DMPは適切なターゲットに適切なタイミングで、適切なマーケティング手法でアプローチする提案を行うことができる。

クライアント企業自身でデータを分析し、活用することが可能な場合には同社はIM-DMPが搭載するデータのみを提供している。ただ、IM-DMPを継続的に有効活用するには、高度なデータ分析力とデータ活用先であるマーケティングツールに関する知識が必要。このため同社では、クライアント企業自身が持つデータとIM-DMPのデータを統合し、広告配信を効率的・効果的に行うためにコンサルティングサービスを提供している。

IM-DMPをデジタルマーケティングに活用することで、リターゲティング(過去に広告主のWebサイトを訪れたことのあるユーザーに対して再度広告を表示させる方法)の効率化や、今までアプローチできていなかった新規顧客向けのターゲティングを行うことができる。

サービスとしては、IM-DMPを利用したいクライアント企業に対し、効果的な広告配信を行うためのコンサルティングに加え、IM-DMPで保有しているデータを使った広告配信までワンストップで提供するデータ活用広告配信サービスを行う。ほかに、IM-DMPと郵便番号データを紐づけして新聞の折り込みチラシやポスティングを実施するなどのオフラインマーケティングサービス、ブランディング広告(企業やサービスのブランド向上を目的とした広告)の効果測定サービスがある。

また、マーケティング以外の分野では、企業リスト生成サービス、成果報酬型ディスプレイ広告運用サービスを提供している。

概要

●事業内容=データマネジメントプラットフォームの提供、データ活用コンサルティング
●本社=東京都港区六本木3-5-27
●代表者=簗島亮次代表取締役社長
●設立=2013年6月
●上場前資本金=1億5,000万円
●発行済み株式数=266万株(上場時)
●筆頭株主=フリークアウト・ホールディングス(上場前55.26%)
●公募株式数=26万株
●売出株式数=3万9,000株(オーバーアロットメントによる売出)
●仮条件=10月2日に決定
●ブックビル期間=10月4日から10日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、SMBC日興、SBI、マネックス、いちよし、岩井コスモ、岡三、香川、極東

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2017.9 1,366 141 40.16
2018.9 1,646 84 17.34
2019.9(予) 2,140 134 37.99
※単位100万円、1株利益は円

関連記事