ユナイトアンドグロウ(4486)が12月18日、マザーズに新規上場する。
中堅・中小企業に対して、情報システム部門を支援する会員制サービスを行うインソース事業を展開している。限りある人的資源や知識資源をオープンかつ安全に共有する同社独自の「シェアード・エンジニアリング」が基盤技術となっている。
同社の社員が直接、顧客のオフィスへ出向き、顧客が自社人材だけでは対応できないITに関する課題などをヒアリング・整理し、同社の複数の社員がチームを組んで対応する。具体的には、ITインフラの整備やヘルプデスクなどのシステム運用に関するもの、IT課題策定や内部統制などのシステム活用に関するコンサルティング、システム担当者の育成や交流支援など、中堅・中小企業における情報システム部門の多様なニーズをサポートしている。同社ではUGアカデミー(社内大学)による教育の体系化でサービス品質の向上に注力。また、ターゲット企業は業種に偏ることなく従業員数50名~1,000名規模、かつ同社グループの拠点である東京都千代田区を中心とした23区内に所在する企業や事業所を対象として、事業の効率化およびサービス品質を維持している。
また、セキュリティ事業(2018年12月期は売上高の15%)は、PCI DSS(カード情報セキュリティの国際統一基準)準拠や認証取得のための支援・コンサルティングサービスなどを提供している。
概要
●事業内容=中堅・中小企業の情報システム部門を対象としたIT人材・知識のシェアリングサービスの提供とセキュリティコンサルティングサービスの提供、およびオープンナレッジサービス「Syszo」の運営
●本社=東京都千代田区神田駿河台4-3
●代表者=須田騎一朗代表取締役社長
●設立=2005年2月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=181万5,500株(上場時)
●筆頭株主=須田騎一朗(上場前36.37%)
●公募株式数=36万7,400株
●売出株式数=10万2,000株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が7万400株)
●仮条件=12月2日に決定
●ブックビル期間=12月3日から9日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、SBI、マネックス、岩井コスモ、丸三、エース
業績推移(連結)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2017.12 | 1,175 | 103 | 48.50 | 5 |
2018.12 | 1,388 | 176 | 88.49 | 8 |
2019.12(予) | 1,606 | 184 | 85.03 | 8 |
※単位100万円、1株利益、配当は円 |