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速報・市況2023年1月10日

米金融引き締め鈍化観測で3日続伸。エーザイやソフトバンクGが高い

大引けの日経平均は201円高の2万6,175円、TOPIXは5ポイント高の1,800ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は955、下落銘柄数は809。出来高は11億1,114万株、売買代金は2兆7,554億円。
米国12月雇用統計で賃金上昇率が市場予想を下回ったため、金融引き締め鈍化観測が意識されたことを受け、3連休明けの日経平均は3日続伸となった。
エーザイは米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、米当局から医薬品としての使用を許可する迅速承認を得たと発表したことで買われた。
ソフトバンクグループは、英国のスナク首相と英半導体設計会社アームのロンドンでの新規株式公開(IPO)について協議を再開したと報じられたことが好感された。
米国の金融引き締め鈍化観測によるグロース株物色を背景に、レーザーテックやメドレーが高い。
日本製鉄は原材料価格の乱高下が激しいため、国内の建設用鋼材の販売価格を3カ月ごとに見直し、従来より2カ月短くするとの報道が好感された。
その他、ソシオネクスト(6526)は、SMBC日興証券が半導体業界の中でシクリカルではない側面を有する稀有な存在と述べ、投資評価を新規に「1」と発表した。
TOTOは、モルガン・スタンレーMUFG証券が中国の不動産市場のポジティブ成長の回帰予想に基づき、投資判断を引き上げたことで買われた。
一方、良品計画は大幅減益決算で急落した。
障害者「代行」急増を国会が問題視していると報じられ、エスプールはストップ安となった。

業種別上昇率上位は鉄鋼、機械、海運、ガラス土石、非鉄で、下落率上位は電力ガス、水産農林、サービス、保険、銀行。(W)

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