1月26日の米国株式市場でNYダウは続伸、ナスダックは7日ぶりに反落。
商務省が発表した12月の個人消費支出(PCE)物価指数で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE物価指数は前年同月比2.9%上昇となり、11月の3.2%から縮小し、市場予想の3.0%も下回ったため、インフレ率鈍化が好感された。
アメリカン・エキスプレスは2024年の利益見通しがアナリスト予想を上回ったことで買われたが、ビザは1~3月期の増収予想がアナリスト予想を下回ったことで売られた。
ナスダックでは、インテルは1~3月期の業績見通しがアナリスト予想を下回ったために大幅安となり、アプライド・マテリアルズやラム・リサーチなどの半導体製造装置メーカーも売られた。
一方、肥満症治療薬を開発中のコーバス・ファーマシューティカルズは大幅高となった。
NYダウ工業平均は前日比60ドル(0.16%)高の38,109ドル。ナスダック総合指数は前日比55ポイント(0.36%)安の15,455。S&P500指数は前日比3ポイント(0.07%)安の4,890。
NYダウ採用銘柄はアメリカン・エキスプレス、ユナイテッドヘルス、ナイキなどが買われ、インテルやビザ、マクドナルドなどは売られた。上昇は15銘柄、下落は15銘柄。