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概況/米国市場2023年10月14日

10月13日の米国株式市場は銀行決算が好感されたが、中東情勢で伸び悩んだ。ナスダックは続落

10月13日の米国株式市場はJPモルガン・チェースなどの好決算を受けて、主要3指数が反発して始まったもののすぐに伸び悩み、NYダウはもみ合いとなり、小反発で取引を終え、ナスダックとS&P500は続落となった。

イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ北部の全ての民間人に対し、24時間以内の退避を勧告したため、地上戦が近づいていると警戒された。

JPモルガン・チェースの第3四半期(7~9月)決算は純利益が前年同期比35%増で、5月に買収したファースト・リパブリック銀行が寄与した。買収効果を除くと24%増益だった。通期の純金利収入の見通しを上方修正した。

ウェルズ・ファーゴは7~9月期決算の純利益が前年同期比61%増で、FRBによる利上げ継続に連動して貸出金利が上昇したことが寄与した。

イランのオウジ石油相が「原油価格が100ドルに到達する可能性がある」との見方を示したと報じられ、NY原油先物は4.78ドル(5.8%)高の1バレル=87.69ドルとなった。
原油先物の大幅反発を受けて、エクソン・モービルが高い。

一方、ボーイングやウーバー・テクノロジーズは下落。

ナスダックではテスラやエヌビディア、AMD、メタプラットフォームズが売られた。
内視鏡手術支援ロボットのインテュイティブ・サージカルは反発した。

NYダウ工業平均は前日比39ドル(0.12%)高の33,670ドル。ナスダック総合指数は前日比166ポイント(1.23%)安の13,407。S&P500指数は前日比21ポイント(0.50%)安の4,327。

NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルスやトラベラーズ、シェブロンなどが買われ、ウォルグリーンやボーイング、インテルなどが売られた。上昇は12銘柄、下落は17銘柄。

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