10月2日の米国株式市場は小反発。
イランによるイスラエルへの弾道ミサイル攻撃の影響で、米国株式市場は下落して始まったが、ADPによる9月の全米雇用報告で民間部門の雇用者数が前月比14万3千人増加と、市場予想の12万人増を上回ったため、上昇に転じた。
セールスフォースはノースランドが投資判断を引き上げたことで買われた。
医療保険のヒューマナは、政府が民間企業のメディケア(高齢者・障害者向け公的医療保険)プランの品質評価を見直したため、2026年の利益が圧迫される可能性があるとの予想を示したことで売られた。
ナイキは14日の最高経営者(CEO)撤回の関係で、通期業績予想を撤回したが株価は下落した。
ナスダックではエヌビディアが反発。コンサルティング大手アクセンチュアと提携し、企業のAI利用促進を図ることが材料視された。
テスラは7~9月期の納車台数が46万2890台(前年同期比6.4%増)だったが、アナリストの予想は約46万3900台だったため下落した。
NYダウ工業平均は前日比39ドル(0.09%)高の42,196ドル。ナスダック総合指数は前日比14ポイント(0.08%)高の17,925。S&P500指数は前日比0.7ポイント(0.01%)高の5,709。
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、ユナイテッドヘルス、アメリカン・エキスプレスなどが買われ、ナイキやメルク、インテルなどが売られた。上昇は14銘柄、下落は16銘柄。