10月20日の米国株式市場でNYダウは3日続落、ナスダックは4日続落。
イスラエルとハマスの地上戦が近づいていると警戒された。
オラクルはGPUの供給制約により、GPUクラスターの構築に時間が掛かるという見方から売られた。
アメリカン・エキスプレスは第3四半期(7~9月)の1株利益がアナリスト予想を上回ったが、決済ネットワークでの支出額の伸びが予想を下回ったことで売られた。小規模事業者などがアメックスのカードでの支出を控えたことが要因。
そして、アメリカン・エキスプレスでは、顧客が債務不履行に陥る可能性が高まったことを考慮し、貸倒引当金を前年同期比58%増の12億3,000万ドルに積み上げた。
ナスダックではテスラが3日続落。
太陽光発電のソーラーエッジ・テクノロジーズは、欧州の代理店からのキャンセルや納入先延ばしの影響で、第3四半期(7~9月期)の売上見通しがアナリスト予想を大きく下回ったため急落した。
NYダウ工業平均は前日比286ドル(0.86%)安の33,127ドル。ナスダック総合指数は前日比202ポイント(1.53%)安の12,983。S&P500指数は前日比53ポイント(1.26%)安の4,224。
NYダウ採用銘柄はアメリカン・エキスプレス、セールスフォース、インテルなどが売られ、メルクやウォルグリーン、ジョンソン&ジョンソンなどが買われた。上昇は5銘柄、下落は25銘柄。