11月1日のNYダウは4日ぶりに反発、ナスダックは3日ぶりに反発。
10月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比1万2千人増加で、市場予想の10万人程度の増加を大きく下回った。
しかし、ボーイングのストライキやハリケーンの影響という見方で、落ち込みに対するショックは緩和されている。
なお、10月のISM製造業景気指数も46.5と市場予想の47.6を下回った。
経済指標は悪化したが、ナスダック上場でNYダウに採用されているアマゾンは、7~9月期決算がアナリスト予想を上回り、クラウド部門「AWS」の利益率が大幅に改善したことも好感されたことで買われ、NYダウの上昇に寄与した。
同じく、ナスダック上場でNYダウ採用のインテルは7~9月期決算が3四半期連続の最終赤字だったが、10~12月期の売上高見通しがアナリスト予想をわずかに上回ったことで、失地回復期待が寄せられた。
ボーイングは、会社側が提示した4年間で38%の賃上げ案について、労働組合が11月4日に組合員の投票を行うため、ストライキの終結期待から反発した。
NYダウ工業平均は前日比288ドル(0.69%)高の42,052ドル。ナスダック総合指数は前日比144ポイント(080%)高の18,239。S&P500指数は前日比23ポイント(0.41%)高の5,728。
NYダウ採用銘柄はインテル、アマゾン、ボーイングが上昇し、ベライゾンやアップル、3Mは下落した。上昇は19銘柄、下落は11銘柄。