11月13日の米国株式市場でNYダウは小反発、ナスダックは続落。
10月の消費者物価指数が前年同月比2.6%上昇で、9月の同2.4%上昇から拡大したが、市場予想と同じだったため、物価上昇の再加速の懸念は高まらず、12月のFOMCでは利下げを実施しやすいと受け止められたことから、NYダウは上昇した。
ナスダックも上昇した場面があったが、終盤は下落した。
ECサイト制作のショッピファイは10~12月の売上高を前年同期比20%台後半と予想し、アナリスト予想の23%増を上回る見通しを示したことで買われた。
クリスマス商戦への期待でアマゾンにも連想買いが入った。
ビットコインが上ヒゲを引いたため、マイクロストラテジーやコインベース、マラソン・デジタルは売られた。
AMDはAI半導体の注力するため、世界全体で約4%にあたる約1,000人の人員削減を行うと発表し下落した。
スーパー・マイクロ・コンピューターは8月の期限の年次報告書が未提出で、先週は監査法人も辞任したため、提出がますます困難となり、ナスダックの上場廃止リスクを抱えているため、株価の調整が続いている。
NYダウ工業平均は前日比47ドル(0.11%)高の43,958ドル。ナスダック総合指数は前日比50ポイント(0.26%)安の19,230。S&P500指数は前日比1ポイント(0.02%)高の5,985。
NYダウ採用銘柄はアマゾン、シェブロン、ベライゾンなどが買われ、ボーイングやキャタピラー、ユナイテッドヘルスなどは売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。