11月3日の米国株式市場は上昇が継続しNYダウが5日続伸、ナスダックは6日続伸。
注目された10月の米雇用統計は市場予想の18万人増に対して15万人増と大幅に減少となった。また、失業率は3.9%と2年ぶりの高水準となり、労働市場のひっ迫感が後退する結果となった。インフレ圧力の後退が期待され、米10年債利回りは一時4.4%台まで低下し株式市場の上昇を後押しした。
米国株式市場はこの1週間で、NYダウが5.1%の上昇、ナスダック総合指数は6.6%の上昇、S&P500指数は5.9%の上昇と約1年ぶりの上昇率を記録した。
前日の引け後に決算発表を行ったアップルは4四半期連続の減収となり、売上高の減少が嫌気されたが下落幅は0.5%に止まった。
NYダウ工業平均は前日比222ドル(0.66%)高の34,061ドル。ナスダック総合指数は前日比184ポイント(1.38%)高の13,478。S&P500指数は前日比40ポイント(0.94%)高の4,358。
NYダウ採用銘柄はゴールドマン・サックスやウォルグリーン、ウォルトディズニーが買われ、ユナイテッドヘルス、プロクター・アンド・ギャンブル、シェブロンなどが売られた。上昇は22銘柄、下落は8銘柄。