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概況/米国市場2023年12月13日

12月12日の米国株式市場は4日続伸。消費者物価指数の発表を受け

12月12日の米国株式市場は4日続伸。
11月の消費者物価指数は前年同月比で3.1%上昇(市場予想と一致)し、10月の3.2%上昇から鈍化した。
前月比では0.1%上昇(市場予想0.1%上昇)、10月は前月比変わらず。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比4.0%上昇(市場予想と一致)、伸び率は前月と並んだ。
前月比では0.3%上昇(市場予想と一致)、10月は同0.2%上昇。

FF金利先物市場が織り込む来年3月の利下げ確率は約40%となり、消費者物価指数の発表前の約50%から低下し、最初の利下げは3月ではなく5月に実施されるとの見方が強まった。
インフレが鈍化するとの予想を背景に、来年4回程度の利下げが実施されるとの見方を引き続き織り込んでいる。

ビザやセールスフォースが買われたが、オラクルは第2四半期(9~11月)決算で、クラウドコンピューティング部門の売り上げの伸びが2四半期連続で鈍化したため大幅安となった。

ナスダックではエヌビディアが反発し、AMDやブロードコムが続伸となった。

NYダウ工業平均は前日比173ドル(0.48%)高の36,577ドル。ナスダック総合指数は前日比100ポイント(0.70%)高の14,533。S&P500指数は前日比21ポイント(0.46%)高の4,643。

NYダウ採用銘柄はセールスフォース、アメリカン・エキスプレス、ビザなどが買われ、シェブロンやディズニー、インテルなどが売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。

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