12月19日のNYダウはリバウンド狙いの買いが入り、一時460ドル高となったが、長期金利上昇を受けて伸び悩んだ。
FOMC参加者による来年の利下げ回数予想が減少したことに加えて、週間の新規失業保険申請件数が22万件と前週の24万2千件から低下し、市場予想の23万件も下回ったことも長期金利の上昇要因となった。
ただ、トランプ次期大統領と下院共和党が政府機関の閉鎖回避と連邦債務上限を2年間停止することで合意したため、長期金利の上昇圧力を緩和させると期待されている。
ナスダックは3日続落。半導体のマイクロン・テクノロジーが18日に発表した12月~2月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったことで大幅安。
前日に急騰した量子コンピューター関連のクオンタム・コンピューティングが大幅反落。
一方、ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズは、米陸軍との提携拡大で買われた。
NYダウ工業平均は前日比15ドル(0.04%)高の42,342ドル。ナスダック総合指数は前日比19ポイント(0.10%)安の19,372。S&P500指数は前日比5ポイント(0.09%)安の5,867。
NYダウ採用銘柄はボーイング、アメリカン・エキスプレス、IBMなどが買われ、ホームデポやユナイテッドヘルス、シェブロンなどが売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。