12月31日の米国株式市場は反発して始まったものの、金利上昇が重石となり、NYダウは小幅だが3日続落となり、ナスダックは4日続落となった。
金利はトランプ次期政権の関税引き上げや移民規制強化が財政赤字拡大、インフレを招くとみられているため、米国債に持ち高調整の売りが出たことで上昇した。
中国国家統計局が31日に発表した12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.1となり、前月から0.2ポイント低下したが、景気の拡大・縮小を判断する節目の50は3カ月連続で上回った。
エネルギー需要への見方から、NY原油先物は続伸し、エクソン・モービルやシェブロンが買われた。
ナイキも高い。
一方、テスラとエヌビディアが売られた。
テスラは年間の売上高が約10年ぶりに減少するのではないかという懸念が意識された。
NYダウ工業平均は前日比29ドル(0.07%)安の42,544ドル。ナスダック総合指数は前日比176ポイント(0.90%)安の19,310。S&P500指数は前日比25ポイント(0.43%)安の5,881。
NYダウ採用銘柄はエヌビディアやアマゾン、マイクロソフトが売られ、ナイキやシェブロン、メルクが買われた。上昇は16銘柄、下落は14銘柄。