2月11日のNYダウは続伸、ナスダックは反落。
トランプ大統領が輸入する鉄鋼とアルミに25%の関税を課すと発表したことで、主要3指数は反落して始まったが、NYダウはすぐにもみ合い水準に戻し、終盤に上昇した。
ナスダックは一時戻した場面もあったが、再び売られた。
パウエルFRB議長が議会証言で、「経済は強さを維持している。政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」と発言したことで金利が上昇し、ハイテク株が売られた。
アップルは中国電子商取引(EC)大手アリババ・グループと提携し、中国向けiPhoneの人工知能(AI)機能開発と展開を計画していると報じられたことで買われた。
テスラは5日続落。
パランティア・テクノロジーズとスーパー・マイクロ・コンピューターは反落した。
NYダウ工業平均は前日比123ドル(0.28%)高の44,593ドル。ナスダック総合指数は前日比70ポイント(0.36%)安の19,643。S&P500指数は前日比2ポイント(0.03%)高の6,068。
NYダウ採用銘柄はコカコーラ、アップル、IBM、JPモルガン・チェースが買われ、セールスフォースやハネウェル、シスコシステムズ、エヌビディアは売られた。上昇は17銘柄、下落は13銘柄。