東証は30日の大納会で2024年の立ち会いを終了。終値での日経平均4万円乗せこそならなかったが、年末値ベースで1989年の最高値を35年ぶりに塗り替える記念すべき年となった。
2024年相場を振り返ると、大発会の175.88円安を底に2月22日にバブル後最高値を更新。7月11日には4万2,224.02円を付けたが、8月5日に過去最大の下落幅(下落率でも1987年ブラックマンデー以来2位)となる大暴落で3万1,458.42円に売られる大波乱の展開に。その後は引き戻し、年末値は押し幅に対して78.36%戻しの水準。需給面では新NISA導入や過去最大の自社株買いが焦点となった。10月衆院選の与党大敗、石破茂政権発足や、11月米大統領選におけるトランプ氏再選も大きな話題を呼んだ。(K)