先週掲載された記事の中から、人気記事トップ5をランキング形式でご紹介。
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【第1位】
エヌビディア決算 予想超えも株価は小幅安 電線・光ファイバー関連株とSPEで明暗(2024年11月21日)
エヌビディア(NVDA)の決算が20日の米国株式取引終了後、日本時間21日の早朝に発表された。ハイテクセクター全体の行方に影響力を持つ銘柄だけにその内容が注目されていたが、東京市場の関連銘柄は電線・光ファイバー関連が高値に買われる一方、主要な半導体製造装置(SPE)株が売られるなど、明暗が分かれた。
エヌビディアの2025年1月期第3四半期(3Q、8~10月)は、売上高が前年同期比94%増の350億8,200万ドル(約5兆4,000億円)、純利益が同2倍の193億900万ドルと、市場予想(それぞれ、同84%増の331億ドル、同89%増の174億ドル)を上回って着地した。一部ではさらに強気の見方があったこともあり、時間外で一時4%超の下落となったが、売り一巡後は落ち着いた値動き。
3Qは生成AI向けGPU(画像処理半導体)が中心のデータセンター(DC)事業の売上高が同2.1倍となった。生成AIサービス、大規模言語モデル開発向けなどの需要が一段と高まった。<続きはコチラ>
【第2位】
急増する「同意なき買収」とその背景 大和総研 吉川英徳主任コンサルタント語る(2024年11月19日)
「M&A新時代」などと叫ばれて久しいが、近年は明らかに様相が変わってきた。何せ“小売の勝ち組”の名を欲しいままにしてきたTOPIXコア30銘柄(時価総額6兆円台!)のセブン&アイHDが海外企業による「同意なき買収」のターゲットとなるご時世だ。この分野の専門家である大和総研コーポレート・アドバイザリー部の吉川英徳主任コンサルタント(写真)は15日、メディア向け勉強会を開催した。特に興味深かった発言内容を以下のようにまとめた。
「言葉の定義として、取締役会が『反対』表明したものが『狭義の同意なき買収』だが、セブン&アイのように取締役会としての意見表明をしていなくても、事前同意なしに買収提案の事実を公表するケースは『広義の同意なき買収』とした」
「2019年ごろから雰囲気が変わってきた。<続きはコチラ>
【第3位】
エッグショック再び? 江藤農水相、会見で警戒呼びかけ ホクリヨウなど関連銘柄注目(2024年11月18日)
昨年、供給不足から物価の優等生のはずの卵価格が高騰し、エッグショックと呼ばれたことは記憶に新しい。今年も鳥インフルエンザが多発しそうで、エッグショックの再来が懸念される。関連銘柄にも影響が及びそうだ。
今年の鳥インフルエンザは10月17日に北海道で初事例が確認されて以来、11月15日までに6道県で8事例が発生し、約108万羽が殺処分の対象となっている。こうした事態を受け、江藤拓農水相は15日の閣議後会見で「今年の発生ペースは一番最悪だった時とほぼ同じペースなので、来た時に慌てるのでなく、来ると思って対応していただきたい」と警戒を呼び掛けた。過去最多の発生となった2022年度は全国で約1771万羽が殺処分され、卵の供給不足が大きな社会問題となった。
最新鋭の鶏舎で外から虫も鳥も入りようもない完璧な防疫体制を敷いても被害が発生しており、江藤農水相は「大丈夫だろうというのが一番危ない。どこで起こってもおかしくない」と警告。<続きはコチラ>
【第4位】
どうなる?「11月最終週の日経平均」 26日トヨタ系10社など中間配当スタート(2024年11月20日)
間もなく11月最終週を迎える…。11月の“鉄板アノマリー”として広く知られるのが「3連休明けの日経平均上昇習性」。今年も11月5日は421.23円高となり、1998年以降21勝1敗の圧倒的実績をキープ中だが、実は最終週についても、長らく同様な傾向が続いてきた。表①は「11月最終営業日を含む週の日経平均」で、2020年まで19勝1敗(勝率95%)だ。ただし、その後の3年間は一転して連敗。近年はあまり話題に上ることもなくなったが、4年前までの好成績は単なる偶然の結果だったのか。
当時、背景として指摘されてきたのは、「米国年末商戦への期待感」と「9月中間配当支払の効果」の2点。前者については、景気停滞年も含めて例年この時期の消費は大きな盛り上がりを見せてきたものだが、ブルームバーク・インテリジェンス予測によると、今年は18年以来の低い伸びにとどまるとか。ニューヨーク五番街の高級百貨店サックスが名物の店舗イルミネーションを取りやめるとも報じられている。<続きはコチラ>
【第5位】
決算発表が終了 来期最高益の銘柄に注目 SMBC日興がまとめ(2024年11月19日)
3月期決算企業の第2四半期(2Q、4~9月)業績発表がほぼ終了した。SMBC日興ではTOPIX採用企業の2月期、3月期の決算をまとめ、今後の戦略についてのリポートを公表した。
2024年度上期実績(除くソフトバンクグループ)は経常利益ベースで前年同期比0.9%増、通期の会社予想は1.5%増、QUICKコンセンサスベースでは6.6%の増益が見込まれているという。2Q決算は想定通りさえない結果になり、決算ポジティブサプライズ比率も低下、リビジョン・インデックスの悪化の可能性を示唆する水準となったが、来期にかけ増益基調が維持されるという見方は堅持しているという。
今後の戦略として、来期に最高益更新が見込まれる企業に注目している。<続きはコチラ>