先週掲載された記事の中から、人気記事トップ5をランキング形式でご紹介。
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【第1位】
東証改革 次の“標的”は「親子上場」 大和証券が完全子会社化候補を選定(2025年2月17日)
前週末で大方一巡となった今回の四半期決算発表シーズンでも完全子会社化目的のTOB(株式公開買い付け)同時発表が散見された。親子上場解消を目指したものでは、エア・ウォーターが川本産業に、日本製鉄が山陽特殊製鋼にそれぞれ実施している。「親会社」ではないが、筆頭株主によるTOBなら、三井化学がDNAチップ研究所に、あいHDがナカヨに対してTOBを発表し、直近14日引け後開示のナカヨ(6715・S)は大量買いにストップ高比例配分となった。
今後の焦点となるのが東証市場改革の流れだ。東証が4日に開示した「親子上場等に関する投資者の目線」では、「投資者の目線とギャップのある事例」として、親会社・子会社双方の“悪い開示例”を具体的に列挙。「子会社上場についてメリットを並べるだけの説明になっている」「少数株主軽視の議決権行使が見られる」「親会社の受け身で、自社としての現在の形態が最適かどうかの検討がなされていない」「ガバナンス体制の実効性が確認できない」「経営陣の派遣等に関する意義が不明」などアクティビストが書いたかのような辛辣(しんらつ)な内容となった。<続きはコチラ>
【第2位】
富士ソフト “TOB合戦”決着 思惑剥落で8日続落に(2025年2月17日)
富士ソフト(9749・P)を巡る米国ライバル投資ファンド2社による“TOB(株式公開買い付け)合戦”が決着。べインキャピタルが17日に実施断念を表明。①昨年8月8日に8,800円で最初にTOBを発表したKKRが競り勝つ格好となった。
この半年の歩みは②昨年10月11日にべインが9,450円、③11月15日にKKRが9,451円、④12月11日にべインが9,600円、⑤今年2月4日にKKR9,850円を唱え、その都度、さらなる価格つり上げを期待して株価がTOB価格を上回る展開をたどってきた。べインの正式な撤退発表は17日だが、10日時点で「TOB撤回も選択肢」などとコメントしていたため、足元では思惑剥落が進み、2月5日の高値1万25円形成から18日で8日続落。時価はTOB価格を0.3%下回り、おおむね妥当水準となった。<続きはコチラ>
【第3位】
長期金利上昇 銀行株に関心 インフレ圧力の高まりを予想 三菱UFJは連日の上場来高値(2025年2月19日)
インフレ圧力の高まりを背景に国内の長期金利が上昇、銀行株を中心に金利上昇が追い風となる金融セクターに高値更新が相次いだ。
19日に市場の注目を集めたのが、高田創審議委員の発言だ。宮城県金融経済懇談会で講演し、引き続き前向きな企業行動の持続性が確認され、経済・物価の「見通しが実現していけば、一段のギアシフトを進める段階だ」と述べ、今後も利上げを継続する考えを示した。
継続的な円安による輸入インフレに加え、国内の景気が堅調に推移していることなどを受け、長期金利は18日に1.43%と2009年11月以来、15年ぶりの水準に上昇していた。<続きはコチラ>
【第4位】
政府、新エネ計画を閣議決定 「再エネ」と「原発」、最大限活用へ 目先では“脱炭素大改正”も(2025年2月18日)
政府は18日、新しいエネルギー基本計画と地球温暖化対策計画(温対計画)を閣議決定した。2040年度に全電源に占める再生可能エネルギーの比率を4~5割程度(23年度速報値22.9%)、原子力を2割程度(同8.5%)、火力を3~4割程度(同68.6%)とし、温室効果ガスを13年度比で73%削減(22年度実績22.9%)することを目指す。
再エネや原子力など、エネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用するとともに、特定の電源や燃料源に過度に依存しない電源構成を目指すことで「エネルギー安定供給」と「脱炭素」を両立する狙い。再エネの内訳は太陽光23~29%、風力4~8%、水力8~10%、地熱1~2%、バイオマス5~6%となっており、やはりある程度普及が進んでいる太陽光発電が中心となっていくようだ。<続きはコチラ>
【第5位】
連騰続々!スタンダード市場 超割安株ぞろいで関心高まる(2025年2月19日)
東京市場ではメタプラネットが昨年末から一時「株価倍増」。米国ではメタ・プラットフォームズが上場来初の「20連騰」。社名の似通った日米両社の破竹の快進撃が話題を集めてきたが、米メタの連騰記録も18日でついにストップした。仮に騰落の可能性を半々とすれば、続伸が20営業日に及ぶのは「104万8,576分の1」の確率。そう滅多に生じるものではないが、10連騰程度であれば、日本株でもそれなりに見かけるものだ。
試みに18日時点で10連騰以上となった銘柄を探してみると…。やや基準を緩めて、途中に「前日比変わらず」を含むものなら、12銘柄が浮かび上がった。最多連騰は日本化学産業(4094・S)の13連騰。残念ながら19日には「14日ぶりの反落」となってしまったわけだが、以下12連騰がタケダ機械(6150・S)とキクカワ(6346・S)。11連騰がディーブイエックス(3079・S)、高見沢(5283・S)、スパークス(8739・P)。<続きはコチラ>