3月19日の米国株式市場は続伸。
2月の住宅着工件数は前月比10.7%増の年率152万1000戸となり、市場予想の144万戸を上回ったため、ホームデポなど消費関連が買われた。
エヌビディアが年次開発者会議で人工知能(AI)向け旗艦チップ「ブラックウェルB200」を発表した。現在の「ホッパーH100」と比べ半導体の性能を左右するトランジスタの数が2.6倍に増え、AI向けの作業では5倍の処理能力を発揮する。
しかし、次世代チップの発表は予想されていたことなので、エヌビディアの株価は反落して始まった。
その後、中盤から押し目買いで上昇に転じたため、ナスダック総合指数も持ち直した。
エヌビディアは設計ソフトを手がけるアンシス、ケイデンス、シノプシスとの提携も発表したため、これらの企業も買われた。
NYダウ工業平均は前日比320ドル(0.83%)高の39,110ドル。ナスダック総合指数は前日比63ポイント(0.39%)高の16,166。S&P500指数は前日比29ポイント(0.56%)高の5,178。
NYダウ採用銘柄はホームデポ、マクドナルド、アップルなどが買われ、インテルとジョンソン&ジョンソン、シスコシステムズは値下がりとなった。上昇は27銘柄、下落は3銘柄。