4月18日の米国株式市場でNYダウは序盤に反発したが後半はもみ合いとなった。
S&P500とナスダックも反発が続かず小幅だが5日続落。
NY証券取引所では医療保険のユナイテッドヘルスとエレバンス・ヘルスが買われた。
銀行のウェルズ・ファーゴも高い。
一方、台湾のTSMCのADR(米国預託証券)は売られた。
TSMCの1~3月期決算と4~6月期の売上高見通しはアナリスト予想を上回ったが、2024年の半導体市場(メモリーチップ除く)の伸びを約10%とし、従来見通しから下方修正したことが影響した。スマートフォンやパソコン販売がなお弱いとみていることが理由。
ブルームバーグは、TSMCによる市場見通しの下方修正は、半導体メーカーの中でも
AI処理用の最先端チップを設計・製造するメーカーと消費者製品向けチップを手がけるメーカーとの間で明暗が分かれていることを浮き彫りにすると解説した。
ナスダックでは、エヌビディアとAMDは小幅高だったが、ラムリサーチとアプライドマテリアルズは売られた。
その他、ナスダックではテスラはドイツ銀行が投資判断を「Hold」に下げたため売られた。
NYダウ工業平均は前日比22ドル(0.06%)高の37,775ドル。ナスダック総合指数は前日比81ポイント(0.52%)安の15,601。S&P500指数は前日比11ポイント(0.22%)安の5,011。
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルス、トラベラーズ、ナイキなどが買われ、マイクロソフト、インテル、セールスフォースなどが売られた。上昇は15銘柄、下落は15銘柄。