4月21日のNYダウとナスダックは4日続落。S&P500も反落。
トランプ大統領がFRBに対して利下げを要求したが、大統領からの圧力でFRBの独立性が損なわれるとFRBに対する信認も揺らぐという見方から米国売りが続いた。NYダウは一時1,311ドル安となり、長期債が売られことで長期金利は上昇した。
中国のファーウェイが人工知能(AI)向けのGPU(画像処理半導体)「910C」の量産出荷を5月にも始める予定とロイターが報じた。
エヌビディアは牙城が切り崩されるという懸念で売られた。
テスラは米国で生産する手頃な価格の電気自動車(EV)モデル計画を遅らせる見通しとロイターが報じたことで下落した。
セールスフォースはDAダビッドソンが投資判断を「Underperform」に引き下げたことで安い。AIへの取り組みに賭けることが、事業の残り98%を犠牲にする可能性があると指摘した。
ネットフリックスは18日に発表した決算が好感され上昇した。
NYダウ工業平均は前日比971ドル(2.48%)安の38,170ドル。ナスダック総合指数は前日比415ポイント(2.55%)安の15,870。S&P500指数は前日比124ポイント(2.36%)安の5,158。
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルスが続落。エヌビディアやセールスフォースが売られ、値上がりはナイキの1銘柄のみ。