4月30日の米国株式市場は反落した。
1~3月期の雇用コスト指数が前期比1.2%上昇と、10~12月期の同0.9%上昇から拡大し、市場予想の1%上昇も上回った。
賃金上昇圧力がインフレを高止まりさせ、FRBによる利下げ開始の時期が遅れるという見方から金利が上昇し、株式は売られた。
キャタピラーはユーロネクスト・パリから自主的に上場廃止すると発表したことで下落した。
ボーイングはアーガス・リサーチが投資判断を下げた。
イーライリリーは肥満症治療薬が好調なため、業績見通しを上方修正したことで買われた。
ナスダックではテスラが反落し、アマゾンは第2四半期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったことで売られた。
NYダウ工業平均は前日比570ドル(1.49%)安の37,815ドル。ナスダック総合指数は前日比325ポイント(2.04%)安の15,657。S&P500指数は前日比80ポイント(1.57%)安の5,035。
NYダウ採用銘柄はキャタピラー、アマゾン、ボーイングなどが売られ、3MとP&Gは買われた。上昇は2銘柄、下落は28銘柄。